
春と秋の恒例行事、タイヤ交換の気配がご近所のあちこちから聞こえてくる。
1.7人に一台と言われている十勝の車の高普及率、夏、冬のタイヤ交換を始めとした軽いメンテナンスなどは皆さんやってのけてしまうのです。
僕も十勝にUターンして二十数年、車依存の生活でタイヤ交換は生活の必須アイテム、しかし家人の車も含みタイヤ8本!年二回の交換作業は近頃すこしキツくなってきた。
そんな折隣の実家に同居するようになった高校生の甥っ子が親の車のタイヤ交換デビューを今日初めて経験した。たまたま現場に居合わせたこの叔父さんは恩着せがましく色々講釈をたれ“見事な”手さばきでお手本を見せた(ここでのコツはあくまでも楽しそうに、例えばF1レースのタイヤ交換ゴッコとか)。
興味を示した甥っ子の様子に次回の労働力の確保を感じた春の昼下がりなのであ~る。
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前略LLビーン様
納戸の掃除をしていたらフィールド・ウォッチが出てきました。 かつて持っていたことすら忘れていました。でも箱にきちんと入れられているところをみると棄てるに忍びない思いがその時には働いていたのでしょう。
カタログ雑誌で垂涎のブランドだったLLビーンが円高を機会として身近なものになり随分貴社にはお世話になりました。キャンプに目覚め釣りにはまっていたその頃、英和辞典を片手にオーダーフォームを郵送し海を越えてそれらの商品が届くまでの期待感は当時何物にも勝るものでした。 増え続ける日本からのオーダーに「日本に出店の予定は?」というアウトドア雑誌のインタビューに時の取締り役の方は「当社はメールオーダーで育った企業今後も出店は有り得ません」とのコメントに心中拍手を送ったものです。
しかしバブル期の日本はその判断をも狂わせたようです、一見買いやすくなったかのような多店化した店舗はアパレル商品のみが並び最早ドキドキもワクワクもなくなっていました。 そして撤退縮小、同時に海外版のカタログも目にすることがなくなりました。
でも一番寂しい思いをしているのは貴社かもしれませんね、一億総アウトドアの日本のあの熱気は一体何だったんだろうと、ただ<外遊び>の楽しさを知った本当の遊び人たちにとって有形無形の貴社の貢献は決して小さくはありません。 何はともあれ<刷り込み効果>は僕を始めまだまだ生きているようですから。

>>昨日から続く
ポッキリ折れたティップを手に「まいったナ~」 自分の物ならまだしも他人の物、どうシカトするか?いやいや!いつご免なさいと白状しようかモンモンとしたあげく「今度来た時に打ち明けよう」ということになった。
そうこうするうち二日ほど前に当の竿の持ち主ご本人から「頼みがあるんよ~」の電話があった。用件を聞けばお安い御用じゃないか、よしこのドサクサでカミングアウトしてしまえ、と白状したら「作った本人が治してくれると思うから送って寄こしな!」やれやれホッとした。
使うばかりで竹竿の修理・メンテに無知な僕は折ってしまったロッドがどう治るのか、また軽く言ってのけるほど簡単に治るものなのか皆目見当がつかない。
クラシックな段巻きで赤いガイド石が入り強めのバット部が十勝鱒のパワーを難なくイナシてくれるこのお気に入りのヤマセミ・ロッド。 完全復活がとげられるのかやや不安な反面楽しみにもしている。気が変わらないうちに早速送ろっと!

「ポッキリ!」暴力バーの客引きのセールス・トークではない。 竿が折れたのである!釣師には常に付きまとう一瞬呆然、次に顔面マッサオそして冷や汗タラリの瞬間だ。
鱒とのファイト中に竿が折れた話はあまり聞いたことがない(これなら竿も本望であろうと納得しましょう)。 竿を折る原因の殆んどは車のドアに挟んだ!準備あるいは撤収時に踏んづけた!河原でコケタ!カミさんの怒りに触れた?あるいは車の屋根に置いたまま走り出し気がついて戻る途中に自分で轢いてしまったという(悪いけど爆笑の)事実話などなど。
実は釣行回数のわりには竿を折った事が無かった。 ところが昨秋柄にも無くオフ入りに竿を乾拭きしていて曲がりの生じた竹竿のティップを指で何気なく反対に曲げた所「ポッキリ」なのである。 しかもこの竿、さる四国の山奥に住む仙人が「十勝仕様のロッド故ここでしか使わぬ、よければ使ってかまわぬゾ」とありがたいお言葉と共に置いていった竹竿なのだ。 なんて事だ!「オー・マイ・ロッド!?」だ。
おっと、打ち合わせの約束で出かけるので続きは明日のココロだ!

庭先に残っていた最後の雪の塊が消えたと思ったら今日はまたご覧のような結構な降りです。
地表のすべての物を純白で覆い尽くし、淡くてはかなく、いさぎよい。と、日本では古来より“雪”の印象は美しいものとして位置づけられていたようだ。しかし北国の人は時として実害をもたらす雪を内地の人のそれとは違った感度で接してる。
この雪、北日本を覆う寒気を伴った低気圧の仕業。しかし十勝と言えどさすがにプラス気温の下界では積もる心配はないだろう。雪掻きの心配が無くなり儚く消えるこの時期の雪。 やっと十勝人はこの“雪”を<なごり雪>と余裕の感度を持って眺められます。

「つり人」社さんから電話が入った。 6月初旬発行予定で<津留崎健さん>の写真集を出版するという。 FlyFisher誌創刊から全国のフィールドを撮り溜めてきた集大成のようなものになるようだ。
この写真集に以前の十勝釣行時の写真を使いたいとの話である。それはとてもありがたいことなのである。しかし、巻末のインフォメーションにフェバリットなフライを一本載せたいとの事、ムムム・・・人さまにしげしげと見られるフライなど巻く技量は全く持ち合わせていない、しかも全国区の写真集である「さぁ~困ったぞ」。
タイイングデスクのまえで固まること数十分、ふと思った。なにも難度が高くビジュアル系のよそ行きフライである必要はないのだと。で、巻いたのがこのフライ。
量産しやすく、しかも何より釣れる実績付き、これぞワタシの<集大成>なのだ! (とはいえ没にならなければイイのですが・・・)

フェンスの日陰になった部分は玄関と駐車スペースが占める我家の南の角、ここは唯一最後まで雪が残る個所です。そしてこの画像は本日午前のもの。
今年は雪が少なく春の訪れもはやいのでは?という期待も3月末の大雪で完全に裏切られ、その後も時折集中的に降る雪に「自然の巧みな帳尻合せ」を思い知らされたわけですが。ここに来ていよいよ本格的に春到来のようです。
この雪塊も今日の10℃を上回る気温で午後には完全に消えました。
強い日差しのもと刻々と水溜りに変化していく半年近い付き合いのこの白い塊、完全に消えてしまえばそれはそれで少し寂しい気もします、勝手なものです。

帯広信用金庫が地域貢献活動として昭和58年から発刊している郷土文庫がある。 平成元年からは5年で1テーマに取り組み現在はシリーズ5を重ねている。
金融機関には全く無縁の僕でしたがシリーズ3<水と大気の中で>の第一篇の「十勝川左岸域」には釣り師の悲しい習性からかそのタイトルにいとも簡単にライズしてしまった。 このシリーズの特徴は外遊び好きのスタッフが第五編の「利別川・浦幌川」までを実際に踏破している事、なんともうらやましいのだ。 僕など本気でこの全コースをたどってみようかと思ったほどだ。
その後この文庫の企画制作、実行部隊を組織している<グループ自然>さんが偶然僕の前職でのお客さんだったことが後日判明し最近ではうれしいことに遊びも含め色々お誘い頂いている。
さて、今年はこの郷土文庫の発行元<帯広しんきん>さんの創業90周年、この記念事業の一つとして現在のシリーズ5「十勝人 心の旅」の著者と一般募集の30名の方を交えた一泊二日で十勝に入植した先人たち足跡をたどる旅が企画されている。
今回は実行部隊のスタッフとして参加なのだ、楽しみなのである。
*この新シリーズ小冊子、手元に若干バックナンバーが有ります。ご希望の方はご連絡下さい。

十勝最後のローカル鉄道「ふるさと銀河線」が今日95年の運行の幕を閉じた。
この銀河線、旧国鉄の池北線を第三セクターが引き継ぐ形で1989年から運行してきたがあらゆる努力も実らずついに力尽きた。
このローカル線は名川・利別川と陸別までほぼ平行に走っており、かつてプロ・フィシャーマン小野訓さんによってフライフィッシャー誌(2004/12月号・道東ローカル電車ゆらゆら旅)のなかで列車による釣り旅として紹介されていた。
機会があればこの一両編成の各駅停車の釣りを試して見ようと思っていたのですがついに叶いませんでした。

狩猟の際、仲間をおびき寄せるおとりの鳥の創り物はデコイ。 逆に鳥を近づけたくない鳥の創り物もやはりデコイと云うのだろうか?
山間に建つ知人のゲストハウスは窓を広く取ってある。そのためか木々が写りこんだガラスに小鳥が誤って激突する事が年に数回ある。
何かイイ妙案はないかと、かねてから思っていてこの冬試してみたのがシナベニヤにハヤブサ?らしきペイントを施したデコイ、これをテラスの庇の下にぶら下げてみた。
今のところバード・ストライクはゼロでまあまあ結果は良好。 これでもまだぶつかって来るアンポンタンな鳥アタマはもう知らん!

一昨年の12月本家HPのトピックスで触れた<伝統治水>のその後を通りがかりに見てきた。
昨年の夏から秋にかけ日高水系は特に記録的な雨量による増水も無かったせいもあり武田家に「甲流」として伝わる伝統工法はその役目を立派に果たしていた。
しかし昨夏はこの個所の少し上で流れが分かれ水量も二分されていた。この画像を撮った今回はほぼ全体の流れがここに集中しておりこの夏にはこの工法の真価が明らかになりそうだ。
写真を撮り終えて 「それにしても魚の付きそうなポイントだよな~」と、ついついあらぬ方向にイってしまうのは職業病のようなものでしょうか・・・

玄関先の桜の枝先にまたキレンジャクの群れが羽を休めてる。
<中田英寿>みたいな頭と尾の先端の黄色、クイルに入った赤と白のラインをどうしても画像に収めてみたい。 そういえばデジタルカメラと単眼鏡を組み合わせて超望遠画像が撮れるという話を思い出した。
双眼鏡しかないが試してみた。4/9日の画像よりは少し大きくてましなのが撮れた。 課題は甘いピントと手ぶれだ。底なしの<レンズ沼>には近寄れないが単眼鏡なら何とかなるかも?
小一時間カメラと格闘してたら眼精疲労で頭痛がしています・・・

「今日はあの松本清張原作、野村芳太郎監督の不朽の名作<砂の器>見ていただきましたよ~それではサヨナラ、サヨナラ」ではな~い!
雨が降っても槍が降っても・・ユキなんてヤリに比べりゃなんぼのもんジャ~と釣り三昧。
でも何時からか「雨が降ってる・・」「風が強くなりそうだ・・」何かと理由をつけて釣りをサボるようになった。親戚の叔父さんが、叔母さんが・・と理由をつけて釣りに行ってた頃とのこの差はなんだ!
歳を重ねて身体が億劫がるということも確かにある。でもそればかりでもない。 たぶん記憶をつかさどる脳ミソが億劫がっているようだ。イタズラに経験ばかりが脳ミソに蓄積され釣りに行く前に勝手に<釣行シュミレーション>してしまう、つまり脳ミソが勝手にイってしまうのだ。
感動が無いのだ。知恵の悲しみなのだ。
したがって時々こんな風に横殴りの雪の中の釣行を味わい近頃経験していない過酷さを味あわせて錆びた脳ミソのスイッチを入れてやるとこれはこれで「楽しかったね」となる。

3月末の記録的大雪で一時遠のいた春もさすがにこのところの陽気で一気に今までの遅れを取り戻すかのようにあちこちでその兆しを見せ始めました。
画像は根開き(ネビラキ)。春を感じさせる現象の一つです。
幹に反射する太陽光とそれが蓄積された熱によって周りの雪を融かすと学びましたが(実はワタクシ高校三年間は林業科に在籍してました、卒業後実社会ではなんのお役にも立てませんでしたが・・)最近の研究では樹自身もわずかに発熱しているのではないかとも云われています。
さもありなん、やっぱり生きておるのです。

中庭にオブジェ化した手汲みのポンプを配したこのオシャレな建物は某町の町民研修施設。 本日会合でここを訪れた。
ここに勤務する町職員のUさんは僕の前職でお世話になった30代の好青年、聞けば今年からフライ釣りをやってみたいと言う。 「面白いですよ~ぜひやりましょうヨ」と云いつつもう一人の自分が「ムッフッフッ・・また一人フライ地獄にはまるのだナ・・」過去に何人この地獄に引きずり込んだことか。
しかしいまだかって誰一人として恨みツラミを僕に云ったことが無いのが不満といえば不満である。

以前、内地からの釣り人に「あのタンクは何?」と問われた事がある。様々に趣向をこらした注文住宅にこの無粋な物がドンと鎮座しているのが不思議に思えたらしい。
これは北海道人の命綱<灯油>のタンクのなのです。最近は暖房・給湯を電力で賄う家庭も増えてきているがまだまだ主力は灯油です。消防法による貯蔵規制数量以下の490Lのサイズで規格化されているので素っ気無い画一的なものになるようです。 これだけの容量が必要不可欠とされる北海道でこの冬の灯油料金高騰はプチ憤りを覚えた方は多かったのでは。
北海道には古く(当時は石炭手当てと称していた)から慣習として秋に特別給与が<燃料手当>てとしてサラリーマンに支給されているが近年北海道外の国家公務員や北海道に支店を持つ企業の従業員から「冗談じゃね~よ!エアコンの冷房代の方が高いよ~」という声も出ているようです。でもエアコン無しでも暑さで死ぬ事は滅多に無いでしょうけど北海道で暖房無しでは凍死の危険が大です。 寒冷地工法で住宅も割高、自動車もいまだに寒冷地仕様の北海道価格がまかり通っているようで北の暮らしもある部分リスキーなのです。

天気予報から雪ダルマのマークに代わり傘マークが目立つようになってきた。
陽気のせいで外の物置の中を片付ける。懐かしいウエーディングシューズがゴロゴロ出てきた、棄てりゃ良いんでしょうが棄てられず結局またしまいこむ。そのせいかタタミ二畳ほどしかない物置が二時間かけても片付いた気がしない。ま、イイか。
腰をおろして一服ついでにチエーンソーの目立てもやってしまいました。 この頃気温は10℃を上回り消えかけている軒先の雪の塊にさらに追い討ちをかけるように突き崩していると汗ばむほどだ。
そのうちパラパラとにわか雨、釣り場で降られるブルーな雨とちがって数ヶ月ぶりの雨の感触は懐かしいようで悪くない。

閑話休題(かんわきゅうだい)本来は無駄話をやめて本題に戻ろうという意味だそうな。
この四字言葉が今回ブログのタイトルを考えていた時ふと頭に浮かんだ。で、<竿話休題>カンを竿のカンに置き換えたオヤジギャグ的シャレ!イイねイイね逆に無駄話の当ブログにぴったりだ、これで行こうと安直に決定。
数日後「どれどれ当ブログははたして検索できるのかいな」と検索したところ、な、なんと造語と安心しきっていた<竿話休題>を昨年の日記のタイトルにしている人がいるじゃあ~りませんか! しかもその方はFF誌に鱒たちの美しい水中写真を毎号連載している○○○要さんではないか。
これは参ったぞ~いまさらタイトルを変更するのも具合が悪いしどうしよう?この際パクリと思われるの覚悟で認めてもらっちゃおうとメールを入れた。 すると、「ブログは個人的なものですから自由に使っていいのでは」との優しく広くご理解あるお返事。ありがたやでヤレヤレなのだ。
ところで○○○要さんのブログ「森のフィッシュウオッチング」4/7ではイトウの産卵の様子がアップされている。ちなみにイトウをかつてアイヌの人たちはチライと呼んでいたそうです。オッと閑話休題(話を元に戻しましょう)。
この顛末で一つはっきりした事がある○○○要さんのギャグセンスは間違いなく僕より一歩進んでいるということだ。

グレイシャーブルーの湖水をバックに右手を精一杯伸ばしてシャッターを切る左の“チョイ不良(ワル)オヤジ”は二十年ほど前単身カナダに渡り現在キング・サーモンのフィッシングガイドとアーティストとして現在もカナダに暮らす<梅ちゃん>である。
二十年前といえば<アメリカン・トラウト>のジミー大森さん、NZの斉藤完二さんも同時期だ。これは単なる偶然ではないようだ。
NZで彼と釣りを共にしてこのベテランガイドから年上でありながらも新米の十勝のガイドは学ぶことは少なくなかった。 例えばNZ南島で今問題視されている伝染性の珪藻「ディディーモ」。 今回のNZツァーでその酷さを目の当たりにしいち早く日本への警鐘のアクションを起こしたのは彼なのだ。日本の川の危機を遠い地より人一倍憂いているのである。
「日本のこの世界は二十年前とちっとも変わってないね」こう云われないようにしなくっちゃ!
蕾が目立ち始めた庭先の桜の木の枝の先端にキレンジャクの群れ。渡りの途中に市街地で一休み。 尻尾の先端の色でキレンジャク、ヒレンジャクと見分けられるそうだ。 黄色が<キレンジャク>緋色がヒレンジャクと言う具合。 手持ちのコンパクト・デジカメではズームしてもこの程度。双眼鏡で確認したらやはり黄色でした。 ちなみにレンジャクとは「連雀」、雀のように群れるという習性から名づけられたらしい、知らなかった。
姿、形、習性までも良く似ていながら尾の色だけが違うこの二種の<レンジャク>、進化にイタズラも気まぐれもありえないはずなのにどういう意味があるのだろう。
然別湖釣魚特別解禁のプレスリリースが発信された。
今年は解禁期間を連続50日とし、開始時間をAM7:00からPM2:00の7時間に、区域と期間を限定してフロート・チューブの使用を可能にしたこと等々、昨年の反省、要望を精査してレギュレーションがいくらか変わった。
このフレキシブルなレギュレーションはもちろんこの湖の固有種ミヤベイワナの永続的な棲息には必要にして不可欠、あくまでもこれを最優先にしなければならないと思う。
昨年現場サポートの場に接し一昨年より<縛り>のきつくなったこの遊漁に苦言も聞かれたがこの特別解禁とミヤベイワナの関係は慎重すぎるくらいであっていいのではないだろうか。
2年目を迎えたミヤベイワナだけは全てリリースのレギュレーションの要、不要はまだ見えてこないだろう、しかしこの湖からミヤベイワナが消えてしまったという結果だけは見たくない。
然別湖特別解禁公式サイト Great Fishing In LAKE SHIKARIBETSU

今年もNPOが運営する然別湖特別解禁の現場サポーターとして係わる事になった。
然別湖の漁業権を持つ町から初の民間NPOへの特別解禁運営の委託だった昨年は充分な準備時間が持てず結果としてあの素晴らしい然別湖での釣の認知度はまだまだ低い。 そんな反省と改善、営業を兼ねたNPOスタッフの事前活動に一日同行した。 行く先は道北北見市のプロショップ「タマリスク」。
オーナーのH氏はルアー専門誌に連載ページを持つ新進気鋭のフィッシングガイド。また彼は然別湖のミヤベイワナの美しさを昨年多くのお客さんに伝えた伝道師でもあるのだ。 この冬の極寒の最中に出向いた釣行を熱く語る彼に理由をつけて何かと釣行をサボる傾向にあるオジサンは反省しきりなのである。
往復約300kmの車中もまたあーしよう、こーしようと熱い会話が飛び交う。十勝に到着後も余熱を残して「じゃあ晩飯でも・・」と馴染みのキッチンへ、ここでも迷惑顧みず長居をしてお開きは午前2:00!外の車のウインドウは霜で真っ白。
この日から上空に入った寒気とは裏腹の熱い、アツい一日だった。
内地(旧い人は北海道外をこう呼ぶ!)からは釣りの便りもチラホラ・・
しかし!ここ十勝は先日の大雪に加え昨日もご覧のとおり、冬に戻ったかのよう。でも少雪傾向だったこの冬ですが自然は最後には帳尻合わせをするようです。 
降るべき時には降ってもらわないと川の状況も悪くなるってもんです。と、カサを増し色の付き始めた川を見ながら独り言・・・

かつてこのオジさんにも少年だった事があり、空想好きで現実逃避癖のあるこの少年のお気に入りの場所が図書館と動物園だった。 図書館で読むシートンの動物記の中の灰色オオカミや狡猾なキツネたち。リビングストンの探検記、シュヴァイツァー博士のアフリカ行そしてそこに登場するまだ見ぬサバンナの動物たち、そしてそれらを目の当たりにし感動と興奮を与えてくれるのが動物園だったのだ。 しかし社会に出て図書館が遠退いたのは他の遊びの誘惑に勝てなかったせい。一方、久しぶりに訪れた動物園には足を遠ざける理由があった。
猛々しい体躯の白熊は神経質そうに同じ所をグルグル徘徊し、生存の為の動きを忘れた黒豹のしなやかに見えた精悍さは勘違いだったと気づく。絶望したような生気の無い瞳で遠くを見つめるライオンはサバンナを想っているのだろうか、しかし親も動物園育ちなら故郷を想う事も叶わない。
Uターンで北海道に戻り外遊びの中で接する野生の生き物の神々しいまでの美しさを間近に見るにつけ、囚われの身同然でつやの無い毛皮を纏った彼らを正視できないオジさんはもう動物園に興奮と感動を感じなくなっていた。
野生生物の本来の生活環境になるべく近い状態で飼育すると言うアメリカの動物園の流れを受け最近日本の動物園も変わりつつあるようだ。 いち早く北海道の旭山動物園がその飼育法に近づけ入園者数を伸ばしているのも見る側の<心の負担>が軽くなったことにも因るのだろう
とは言え件のA山動物園に行きたいとは思わない、今行くと多分動物よりも人間をイヤと言うほど見なきゃなんないモンネ。
4月になりました。 
一般的に云うと新しいスタートの月でもあります。 知人も今日から新居での暮らしが始まったようで、引越しのてんやわんやの様子がそれでもしっかりブログにアップされていました。blog of Flying Tangler
ワタクシはと言えば当ブログに引っ越してきてブログ作成画面を前に固まっております。 もともと何を隠そうPC音痴でHP管理は家人にお任せのアナログおじさんだけに「ブログの水は甘~くない」のだ。
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