
「スカンク」とでも命名しときましょうか
来月そうそうのゲストの方は広い河原でウエット釣りをご要望、しかし普段使わないウエットフライなど揃えようもない。
そりゃそうです、ワタクシめも最近熱い<遡上アメマス釣り>に一昨年重い腰をあげて出かけた際にはエッグフライの持ち合わせなど無く同行したガイド仲間のSさんにおねだりしたものです。
そこで思わず今回のゲストの方に安請け合いしてしまいました。「フライはこちらで用意いたしましょう!」
で、今日は一日中フライを巻きマキ。でもヒトさまのためのフライ、それもお値段の発生するモノって大変ですネ。
近頃フライ巻きをサボっている身としてはタイイングはとてもタイアード?な作業です・・・
スポンサーサイト

8月の大増水でしばらく釣りの出来なかった十勝北部の川に行って来た。それにしても今回の大増水で鱒たちのポイントが大きく変わっていたことに改めてビックリ。
例えば上の画像は、お盆前に4Xのティペットがプッツンされた個所に再びゲストと赴き、まさにバレた瞬間の下画像と同じ場所です。
鱒が潜り込んだ大木の根元には強い流れに運ばれた砂利が堆積しそのポイントは見事に消滅していた。
しかしこんな激変ぶりにも係わらずどっこい彼らはしたたかに生き延びる。


アブラビレが可愛いお馴染み<やまめくん>のウクレレです。
然別湖遊漁の報告を兼ねた今年のフォーラムはあまり「かたくなく」を、テーマにイベントを企画し、結果的にこのコンセプトにピッタリのゲストだった絵本作家の村上康成さんです。
中庭でのガーデンパーティの後、「他人の釣果話ほどつまんないものはないですが」と、モンゴル釣行のスライドから始まったトークは途中ウクレレを弾きながらの唄あり、本業の絵本の朗読ありと、つまらないどころか退屈しないとても温かみのある一刻でした。
スケジュールを終えた今日は「ご褒美」の釣りを充分に楽しまれた事と思います。
村上さんありがとうございました~
*村上康成さん講演会
10/6(金)士幌町したしみ図書館 10/7(土)音更町図書館 10/8(日)新得町図書館にて行われます。
*原画展9/15~9/30音更町図書館 10/1~10/15士幌町したしみ図書館 10/16~10/30新得町図書館にて開催

心配された台風14号も北海道の遥か沖合いをスルーし、22日から3日間に亘って催された<しかおいフィッシング・キャンプ>の最終日の様子です。
最終日はタイイング等を始めとしたQ&Aでしたが、やはり「フライの見えない水面下の釣り」をどうイメージするかに話が及び参加の方々のご要望もあり時間まで実釣編に急遽変更となりました。
ガーデン・パーティもメニューに含まれた今回のイベントは当日の夕刻好天に恵まれることは必須条件ですが反面日中の釣りには正直言って厳しい環境でした。
そんな中ニンフィングであっという間に一匹釣り上げた今回の講師澤田さん。
参加者は目がテン・・口はアングリ・・
ボクは一言<出来過ぎです~・・>

NPO北海道ツーリズム協会<アウトフィッター部>の主催による
「しかおいフィッシング・キャンプ」がスタートした。
新レギュレーションの然別湖特別解禁運営二年の実績を持つ<アウトフィッター部>はフィッシングを一つのキーワードに観光を考えてみようというグループ、今回のこのイベントもその一環です。
イベントの目玉は「BE-PAL」のイラストでお馴染みの絵本作家村上康成さんを招いてのフォーラムとガーデン・パーティ、そして及ばずながら私とやはりプロ・ガイドの澤田氏によるFFビギナーのレクチャー、フィッシングツァー、も小さなメニューになってます。
そこで今日はFFはマッタク!初めての方を受け持ち午前中はFFとは何ぞやから始まりタックルの説明、キャスティングを一通りレクチャーし習うより慣れろで、現場へ。
で、なんと二匹の顔を見る事ができ、大喜びのご本人より内心ビックリの<にわか教師>の初日でした。

夏の終わりの恒例行事、アメマス釣りに行って来た。
国の後押しによりかつて外来種であった虹鱒の放流と定着、高回帰率を誇る秋鮭の養殖事業、太平洋岸の主な河川が原始の形を変えてゆく中で稀に北海道の本来の姿をこの「O川」は保っているのではないだろうか。
瀬といわず淵といわずおびただしい数のアメマスの群れを目にし、ふとそんなことを考えた。
で、「そんなに居たらさぞかし爆釣だったろう」って?ウ~ン・・・

ある鱒のひとり言
「チクショ~!俺としたことが余りの大増水で非難場所を誤った、主流は反対側に変わってしまったようだ」
「段々水位が下がってきた、当然水温も上がったようだ、とにかく暑い!さっきは大きな鳥が覗いたのであわてて底にへばりついた、昨日は蛙が冷かしに来た、クソ~これじゃまるでまるで井伏鱒二の<山椒魚>じゃないか」
「このままじゃ俺の命ももう時間の問題だな~、オヤ?今度は人間だよ、何か叫んでるよ」
(アサズマさ~ん!、$&#”~・・・)
「見つかったかな?とりあえず隠れとこ・・・オッ!でかい虫が落ちてきたよ!ここんと何にも喰ってないもんな~」
フラ、フラ~「パクリ!れれれ・・・」「引っ張られちゃう~、ウワ~!ネットですくわれた~」
バタ、バタ、バタ、「ど、何処へ連れて行かれるのさ~」
(一発で出たね、よほど腹すかしてたんだね)
(意外といいサイズでしたね)
「オッ!冷たくて気持ちイイ、しかもこんなに美味い水は久しぶりだ、そうか!あと少しで干上がってしまうあの場所から主流に移してくれたんだ」
「ありがとう!アサズマさん(って云ってたな)もっと、もっと、大きくなってきっと恩返しするからね」
この鱒のひとり言、ほぼノン・フィクションです。
雨降りの中、沈めたニンフが功を奏した。
最終日には雨にたたられたものの心配していた台風13号の大きな影響も無くこの三連休は何とか釣りになったようでヤレヤレ。
ところでビックリした目撃話を一つ、とある大場所、視界の利くやや上からの目線の下でそれは起こりました。
お客さんがヒットし、逃れようとしていた22~3cmの虹鱒くんが突然巨大鱒に成長した!と、思ったらなんと50cmくらいのそいつがピッタリと後ろについていた。
しばらく追い回した後、浅場の自分の姿にフト、我に返り慌ててかけ上がりの下に戻って行った。
話には聞いていたが改めて外来鱒の獰猛さを目の当たりにして少しビックリである。
それにしてもリリースされて戻っていったチビ鱒君とそいつとのその後の会話が「オイ!お前無事だったか、心配で付いていったゾ」とか「戻って来たのね!私の坊や、何処へ行くのかと思ったワ」だとイイなと思いたいのですが「さっきは喰おうとしてゴメンネ!」と、気まずい雰囲気なんでしょうネ。
敬老の日の祝日を含み明日からガイドサービス三連戦だ。
先月末の集中豪雨の影響を直前リサーチすべく出かけました。
豪雨の爪あとは十勝北部が特に大きく未だに濁りの残っている川もある。何とあれから約三週間も経っているのに!事前リサーチに来といてよかった~ってなもんです。
広い十勝を縦断して今日一日で走った距離は約300km!
はやくも三連戦を前にお疲れかもしれませ~ん?

「熊出没中」十勝では良く見かける看板である。行政の立てる物は事が有ると「だから看板見なかったの!」的な紋切り型が多いような気がする。
もとより熊の生息地にお邪魔するのであるから認識してるし覚悟もしているのだ。
先日、ご近所の方が立てられたらしい画像の看板を目にした。
捕獲殺処分されたらしい熊の写真にこんな言葉が添えられていた。
熊
この山は熊のいる場所
フキも食べます
木の実も食べます
鹿も食べます
あやこ
素人看板の行間に何か深~いものを感じた次第です。
.jpg)
トラディショナルな「アバディーン・タイプ」のフック
ヤボ用の帰路、さして遠回りの必要の無いS川のプールに立ち寄ってみた。
PM6:00期待した数のライズはついに見られない、今シーズンの<夕まずめ>の釣りの終わりかな?
そういえばタイミングを逸した訳ではないだろうが今年はモンカゲの目立ったハッチを体験していない、気のせい?でもO川のカディスのスーパー・ハッチにも出会っていないような気が・・
6月からの長雨と8月に入った途端の猛暑。昆虫たちの変体ステージにも多少の影響ありと言う事でしょうか、その代わりセミのドライフライ、ホッパーで面白い釣が出来たということも今年よく聞いた話。
やや異変の生態環境化におかれた陸棲昆虫たちの来年がチョット気になります。

今年3月の小噴火で入山規制されていた雌阿寒岳が半年振りの9月1日より規制解除された。
眼下にオンネトーと遠くに日高の山並みを望む画像は5年ほどまえに山仲間のkataさんの撮った一枚。
思えば釣のガイドサービスを本格化してからシーズンが重なる事もあってトンと山からは遠ざかっているし当時の仲間ともご無沙汰だ。
日本で一番早く紅葉が見られる北海道の山々、今年は久しぶりに汗をかきに行ってみようか。

釣友「飲兵衛さん」の手になる<ホッパー>である。
先日出かけたオショロコマ釣りで当方の出来の悪いフライを見かねたのか「使うかい?」と一個恵んでくれたたものだ。
コンパクトにまとまったシルエットとその浮力は絶大でバンバン釣れる。
オストリッチ・ハールのレッグを片方食いちぎられたにもかかわらずその後もまだ釣れていた。
「タイイングの見本にする」とか云って持ち帰ったがそのつもりはサラサラない。だってこんな手の込んだモノは情けないけど見るだけでゲンナリなのだ。
だから「飲兵衛さん、またお願いしますネ」

異常気象だ、天候異変だ、などと例年になく今年は特に騒がれている。
7月の異常な長雨(近年エゾツユと呼ばれているそう)と、それを取り戻すかのような8月の猛暑。
おかげで十勝の基幹産業である農業は当初心配されていた農作物への湿害、冷害を何とか免れ最終的には帳尻あわせがついたようでヤレヤレのようだ。
この天候異変、普段の生活では「寒い、暑い」だけですが野外に出るとオヤッ!と思うことがある。
例えば数週間前に十勝の南部で大発生した小さい蛾、例年一夏をかけて羽化していたものが8月に入り短期間で一斉に羽化したらしい。スズメバチも遅れていた巣の突貫工事に追われ動きが活発だ。
しかしフライフィッシャーの皆さんはコレを逆手にとって釣りをすればよいのです?!
河原を歩けばホッパーがうるさいほど飛び交っているし、蝉も夏の終わりを感じて鳴いてます。先日もフックサイズ#2くらいのハナアブをしつこく追い食いする<二の腕サイズ>のレインボーを目撃しました。
さあ!巨大テレストリアルをフライ・ボックスにしこたま詰め込んでエキサイティングな釣りにでかけましょう!
一通りを覚えイッパシを気取ってそれ以上を学ばなかったズボラな性格が招いたツケが時々廻ってきます。
以前チェルノブイリ・アントを始めて見た時(しかもゲストのフライボックスで)「なっ、何です!それは」と、思わず口から出て恥をかいた事がある。
旧いスタイルを踏襲しながらも日進月歩のフライ釣りの世界、そこに身を置く旧いワタクシの場合「今さらヒトには聞けないフライの・・」なんてことが日常によくあります。
ま、チェルノブイリ・アントに関しては好む好まざるも有ろうかと思いますが知っているに越した事はないのです。
先日も、「フライフィッシング用語辞典」で今さらヒトに聞けないそんな事を調べてみました、「家庭の医学」は無くてもフライフィッシャーの家に一冊常備は当たり前!
で、今回は何を調べたのかって?今さらヒトにそんな事言えません・・・