
小春日和の昼下がり、海岸沿いのとある河口へ友人たちと「ピクニック」。
夏の短い北国で釣関係をビジネスとしている僕は密度の濃いハイ・シーズンを終えた直後の今頃は情けないほどユルユル。
その流れには時折大きい波紋が広がり、子供たちのロッドが曲がり友人も魚信を当てる。そのたびに子供たちの歓声があがり、傍らには友人の奥さん手作りのシチューがあってそばに賢いワンコもいる。
急に弱まる北の陽射しに急かされ帰り支度をしていると、子供たちが駆け寄りそっと耳打ち、「帰りは温泉に行こうって!」イイネ!イイネ!
すでにOFFになっている僕のリモコンスイッチはこうしてもうじき主電源もOFFになる。
スポンサーサイト
 金平糖
一週間近く身動き取れない状況下にいた「がけっぷち犬」救出“とりあえず”安堵しております。
でも、ニュースとして取り上げるなら下に用意された網に無事落下の映像を流し「こんな事がありました」で、充分だったような・・網も用意されていない初日のお粗末な救出の模様を収めた映像は衝撃映像を期待しているかのようといったら考えすぎでしょうか? 飼い犬を事故で亡くした我が身としては思わずチャンネルを変えてしまいました。
この「がけっぷち犬」、全国から100人近い里親希望の申込があるそうだ。崖に入り込まなければいずれ野犬狩りにあって恐らく殺処分にあっていたことを思えばこのワンコはつくづく強運の持ち主、命を全うしてほしい。
二日に渡った「がけっぷち犬」の救出。しかし市場規模1兆円と言われるペット王国日本の全国の保健所ではこの二日間で約1000匹のワンコが殺処分され、今日もそれは続いているハズ。
なんだかナ~・・・
先日の強風で白樺の大木が地中の根ごと倒れました。 命半ばでこのまま朽ちさせるのは忍びない、やはりここは有効利用ということで近頃頭の中がすっかり“薪モード”にシフトしているワタクシはヨシ、ヨシ、と腰をあげる。
玉切りはなんてことはないのだ。チェーンソーが勝手に切ってくれる、問題は薪割り小屋までの運搬。
足元の悪い雑木林を水気の多い白樺の玉切りを一個抱えて運んだだけで息が上がった。 次は一輪車を使ったが障害物が多くて転がってくれずやはり息が上がる。 しばし考えた結果、雪が降るのを待ちサラッと降ったらソリのような物で引っ張ることを思いついた、なかなか良いアイデアじゃありませんか、名づけて「※(雪に願うこと)作戦」ウン!雪乞いと、ソリの重い荷、このシチュエーションにピッタリだ?!
ハイシーズンを終えて少々足腰が鈍って来た近頃、命の重さ(kg)?!を体感した一日でした。
※(雪に願うこと)都会から<ばんえい競馬>の厩務員の兄を頼って十勝に来た若者の再生物語の邦画です。十勝のばんえい競馬場で長期ロケが行われました。
 今シーズン結局一度も出番の機会が無かった「カメムシ」君たち
タイイングテーブル廻りがどうしてこんなに片付かないのか重い腰を上げて整理をし始めてしばらくしてから気がついた。 すぐ道草くっちゃうんだよね~。 懐かしい雑誌に目が行ったり、巻きかけのフライの続きを巻いたり、探し物が出てきたりと、片付けどころではないのです。
特に厄介なのは溜まりに溜まった<どーでもイイ>ようなフライ群、一回使ったきりとか使い物にならなかったものとか。いっその事棄てりゃ良いんですが貧乏性のワタクシには少しもったいない、だいいち慌てて釣行前に選択レベルをず~っと下げてここから持ち出して使うこともある?じゃあフックだけでも再生をと思うがそれはそれで面倒だ。
このいずれは不燃ごみになるだろうのフライたちをまえにするとタイイングテーブルの<お片づけ>がここで決まって先送りになってしまうようです。
 デカ~イ、エッグフライをパクッ!<アメマス>
AM9:00快晴、無風、お昼頃には気温もプラス8~9℃になりそうだ。 「これならイイな、チョット行ってこよう!」、オフの今頃の釣りはこんなノリで出かけます。
ハイシーズン中の釣は、たとえプライベートであっても心から楽しめない部分が少しあります。 川に立ちロッドを出しながら、頭のなかのどこかをお仕事がチラチラとよぎるのです。
ですからこの時期の陽射しのように根性の萎えたワタクシにとって、こんなお気楽な釣が出来る日は愛しいと云ってもいいくらいなのです。
そして出来れば午前中の暖かいうちにスッ!と釣れてくれればなおヨロシなのです。
 試運転をなんとか終えたストーブ
現行輸入されている欧米製のストーブの中では一番小さく、ソローの小屋よりやや広い?ほどの我ウサギ小屋には結果としてちょうど良いサイズだったようだ。業者のアドバイスはさすがなのだ。 しかし高機密の家で空気量の確保が気掛かりであったが案の定、キッチンでレンジフードを回すとバックラッシユし、その都度窓を少し開けなければならないという不便がやはり生じた。 ストーブを焚くために冬の寒空に窓を開ける、本末転倒とはこういうことを云うのでしょうか?
でもまァ、家の容量や間取り、そこを動く空気の廻り具合とストーブの性能、更には薪の種類に煙道の長さ、そしてその形状、はては季節、時間を違えて屋根を渡る風の向きと量。複雑なこれら各々の要素の絡み合いを捌きつつその家に最適の暖房として運転してゆく、これを逆にこれからの愉しみにするとしましょう。

新車時からワックスはおろか洗車もしてもらえない商売道具のランカスター君、不憫とは思いますが視界だけは少々気をつかってもらえます。
手前のフロントウインド撥水材、雨よりむしろ雪の季節に多用する。降雪時はもちろん早朝にビッシリとウインドを覆う霜の着き具合も軽いし、ガリガリと掻き落す作業も楽なようが気がする。 左の浸透性保護つや出しスプレー、塗った後の手触りが好きではなく車内には使わないがUV対策として車外、主にワイパーに使用する。寒冷地は冬用ワイパーとの交換が必須そしてこれがけっこう高価!交換後の保管時にスプレーしておくとゴムが長持ちするようだ。
以上が数少ない我家の車のケア用品ですが一応当ブログも釣ブログ!?で、関連のオマケをひとつ。 撥水剤は巻き終えたドライフライを一晩どぶ付けしておくのにうってつけだし、艶出しスプレーはフライライン、ロッドその他のお手入れに、<費用対効果>は高いヨ。
 近所のノラに餌をねだられ作業中断です
ガイドお仕事を始めてからは夏タイヤは2シーズンと持たない。
で、貧乏性のワタクシは以前とはうって変わって<早々>に冬タイヤに交換するクセがついた。
<早々?>エエ、ズ~ッとフルタイム四駆だった横着者のワタクシからするとこの時期の交換は割りと早めなんです。 理由の一つに年々高性能になるスタッドレスタイヤに早く買い替えたいという気もあってせっせと交換し、なるべく長~く引っ張る腹づもりなんですが、ゴム質劣化はともかくとしてトレッド溝が深いせいかナカナカその気になれず、かくしてやはり貧乏性のワタクシは6シーズン目に入った恒例の冬タイヤ交換を本日終了したのでした。
でも、もう一台あるのよね

ジンギスカンを食す機会が多い、北海道であるから当然なのだ。 でもその頻度の多さは内地の人も驚くほどだ。暖かくなった週末は町内のガレージ内で肉を焼く煙と香りがあちこちからする。なんと運動会のお昼どきも煙が立ち昇ることさえあるのだ。
これほど北海道、とりわけ十勝では行事というよりもすっかり日常に溶け込んだジンギスカンを小春日和の先日、本流の河原で久しぶりに味わった。
北辺に赴任していた釣友がこの夏十勝に戻り、同時にガイド仕事も一段落した自分も含めてもらってこれまた釣友の<飲兵衛さん>のこころ配りである。
ワア、ワア、ギャア、ギャア云いながら本流を釣り歩いていた時代に少しタイムスリップしながら突付く肉は当時の味そのままの美味さだった。
 息をひそめてライズの動きを探るYさん 2006/8
白状しますと、業界の方と接する機会があるたびに現世に戻った浦島太郎の気分を味わいます。
旧きを尊ぶのですが一方時代進化もしてゆくフライ釣りの世界、ボクのようにちょっとサボっていると、「ナ、なんすか!そのエグいフライは」「へっ!チェルノブイリアントって云うんですか」とか、「ジーロンを使ってスティミュレーターを巻く・・・???」、先日などは「ゲッ!スカト○!」「びっくりした~スカジットか~」などなど列挙にいとま無しでお恥ずかしい限り。
しかし今さらジタバタしても探究心、好奇心は年々錆びて行く一方・・ま、年齢相当の楽しみを見出せるのもこの釣りの面白さと、ほとんど言い訳と開き直りのこの頃です。

最近男っぽいイメージのタレントが?「甘い物が好きでドコが悪い!」みたいなキャッチコピーを吐くポスターを見かけたような気がしたけど、これを作った人は同世代のような気がする。
世代的に、と云いきっちゃうとお叱り受けそうですがワタクシが若い頃はまだまだ「男のくせにに甘い物なんて」、おまけに「男のくせに酒の一杯も呑めんとは!」という時代、からっきし下戸でなおかつ甘い物系のワタクシ、酒の席ではひたすら息をひそめる灰色の青春期をすごしたのです。
そんなトラウマのせいか冒頭のセリフを目にすると「ウン!ウン!」と頷くがこんなポスターが世に出てくると時を同じくして周囲の男連中からも「実は甘いもの好き」がイブニング・ライズのようにあっちでもこっちでもカミングアウトしだしてきてなにやら嬉しい限りなのデス。
写真は帯広市西16条南4丁目「福いち」の串だんご、甘いもの歴50年のワタクシは市中心部にあった前身の「おた福」の頃からのヒイキなのです。

本流の釣りは決して楽ではない、むしろ苦行といってもイイ。 よって寄る年波のオジサンガイドは少し腰が引けるのこの頃なのです。
でもこの方の釣りを見て久々に刺激を受けました。
経験とデータに基づき思考し研鑽を重ね、現在考えられるシステム上最高と思われるタックルを駆使し嬉々としてウエーディングしその結果夢を形にする。
でも今回一番学んだのは、寒風吹きすさぶ十勝の川、一度流し終えたたポイントを再びトライするその情熱、当たり前だけどこれが無ければ釣れないのだ!
安田龍司さんは本物の本流師だ。
 然別湖のレインボー・トラウト
私もサポートの一員となっている然別湖遊漁管理事務局からのお願いです。
2006年度の然別湖における遊漁について広く皆様のご意見、感想、要望などを頂きたくアンケートをお願いすることとなりました。
つきましては然別湖を訪れた方、そうではない方含めまして≪こちらより≫ご回答いただき次年度のレギュレーションの改善、運営などに反映させより楽しい然別湖での釣りに繋げたいと思います。
ぜひ皆様のご協力をお願いいたします。
 ハウエア川/NZでのディディーモ ’06年1月
一月に訪れたNZランドの一部の川で見られたディディーモ、同行した知人ガイド氏の地元カナダでも確認されたとのことです。
で、この川藻そんなに大騒ぎするほどのモノなの?という疑問に現物を見たイチ釣り人の目線で述べると、まず川底一面を覆い尽くした藻によって川虫が棲めなくなる。事実その藻に覆われた川では生物の気配は全く無かった。 そして旺盛な繁殖力で繁茂しすぎた藻はやがて水勢で剥がされ川一面を濡れテイッシュのように漂い下る。フライ、ティペットに絡みついた流藻は濡れた真綿のような強度をもち簡単には除けない。 こんなロケーションで竿を出す釣り人はおそらくいないだろう。つまりフライフィッシングが成立しないのです。どうでしょう釣り人にとってこんなに判りやすくかつヤバイ話はないでしょう?
皮肉な話ですが欧米原産といわれているこの藻、実はNZには釣り人のフエルト底で持ち込まれたとも云われている(他にもカヤックなどの水遊び道具、あるいは渡り鳥が要因かもしれないが)
「ディディーモ」という藻、外来種にはからきし脆弱な生態系を持つわが国とそこに暮らす水辺に一番近い釣り人にまずそのような藻があることを知って欲しいと思います。
| HOME |
|