
久しぶりの雪の中、チョット郊外へ出かけました。
フロントウインドーからの視界はごらんの通りの“ホワイト・アウト”。 もちろん危険このうえ無しの状況では有りますがこの異空間少し不思議な体験をももたらしてくれます。
何もかもがマッサラな雪で覆われ視界一杯降りしきる雪、そこに太陽の光も届かないと全ての物に影が無い。そうすると距離感がなくなり場合によっては一瞬天地の区別も付かなくなる事も・・・で、これはこれで異次元に入ったようで結構楽しかったりします。
だがまれにここに冷え込みが加わるとだんだん車のワイパーに氷塊が付き始め視界が全く確保できず楽しいドコロではなくなります。
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食い物ネタが続きます・・・
十勝発祥の食として定着した感の“豚丼”ですが騒がれたブーム沈静後、美味しいお店はやっぱり美味しいと言う話・・・
画像の豚丼はレストハウス「かしわ」のもの。4~5年ほど前道路沿いのこのお店に偶然入ってこれを食べ「ビンゴ!」と呟いた記憶がある。当時から常連さんには人気だったのだが、帯広から距離もありまだまだポピュラーなお店ではなかったようだ。 後日、テレビ<どっちの料理ショー>という番組でこのお店の豚丼が一方の対決料理だったようで「あっ!知ってる」と少し得意気だった記憶がある。
ブログ用に写真を撮らせて頂いたおりTVの話に及ぶと「たまたま番組ディレクターさんのお口にあっただけでしょう~」とおカミさんは謙虚に語ってくれました。
この「かしわ」さん、東京のディレクターさんも通いやすい?十勝帯広空港から更別方向に向かって5kmほどの通称<空港線>沿い。第二、四木曜が定休日です。 ぜひご賞味あれ。

雪除閑読<雪除けの手を休め本を開く>
とは言えここ十勝も大暖冬のせいか先日のドカ雪以降チラとも降らず雪除けの強制労働を免れています。
画像はSchmookler&Sils両氏の共著によるフライタイイング・マテリアルの解説書。鳥類と動物の2編で構成されており素材となる生物の説明はもちろん希少性とか古今東西の毛鉤の歴史までを網羅している(らしい?)。
このたぐいの洋書、釣りから遠のいた頃の老後の愉しみ?と理由をつけて購入してはみたもののワタクシにとっては大人の“絵本”でしかなく、特にこの本に関しては英語の読解力の無さがつくづく残念だと表紙を開くたびに思う。
 アロータウン/NZ南島
思えば一年前の今この時間はコリァン・エアーの機内食ビビンバをパクついていた。
仕事として“フライ釣り”と向き合いはじめてからなんとなく「無心で釣りをしたいな~」との思いがチラチラしだしたところへ仲間ウチからポロリと出たNZへの釣りツァー話、さして強い気持ちがあったわけではないのですが勢いで旅立ちました(その模様はこちら)。
現地の事情に明るい仲間が同行していることもあり総勢9名は3台のレンタカーに分乗し銘々好き勝手な川へ向かう。もちろんフライ釣りの最低マナーと騒がれ始めていたディディモ対策の消毒は必須と心得て・・。
毎朝氷点下10℃超えの十勝でふと一年前の真夏のNZの河畔を想い、同時にヤバイ!ヤバイ!と、何故か思う今日この頃。

三十歳に突入を機に故郷へUターンし、同時期に始めたのが趣味の王道フライ釣り。ところが何の因果かその趣味が釣りガイドという生業(なりわい)となってしまった今「趣味が無い!」ことに気がついた。
仕事も私生活も趣味の為の方便とうそぶいてきたワタクシとは到底思えないこの状況、これではストレスもうっ憤も貯まるかもしれない何とかしなくてはと、薪ストーブの前で考えていた・・・ところでこの薪ストーブを「焚く」ってこと実はとても大変。日々のお世話から定期的なメンテナンス、そして一番が薪の調達。なにしろ充分乾燥させた薪を初冬に大量に確保するには夏からその作業に多くの時間と体力、気力を費やさねばならない。かつてこの苦行を遊び盛りだった中学生のころイヤと言うほど経験させられているにも係わらずなぜまた薪ストーブか。
幸いにして今、ある事情から薪の調達は恵まれている。それでも身辺から出る不要な庭木や風倒木を切ったり割ったり運んだり、あるいは日々のメンテは結構大変ではあるが、おや~っ!これって「趣味?」と思えるほど実は楽しかったりもしている。

雪除閑卷 余話
先日UPした(1/13)フライのマテリアルについて若~い知り合いからメールにて「スロート・ハックルに使用しているジャングルコックのサイドとはなんぞや?」というご質問を受けた。
ジャングルコック=ストーリーマーなどに使う<目玉模様>はお馴染みですが「サイド」はスキンの脇(背中~サイド)についているハックル状のものなんですね。中央のストーク部分とフチドリが白く、大型のストリーマーのサイドに用いたり、先端部を二枚重ねしてそのままウイングにするウエット・フライのパターンなどもあります。
ジャングルコック=タイイングマテリアルとしての流通が少ない、あるいは高価になってしまったためか知人の若~いフライ釣師の目にはなじみの薄い物になっていたと言う状況を知りました。

雪除閑食(雪除けの合間に美味いモンめぐり) 手足をもがれたごときのこの時期の釣りガイド、当然釣りブログネタにも窮し喰いモンネタが続きますことご容赦下さい。
さてあの六花亭さんの喫茶室でこの度小さな土鍋でアツアツのぜんざいが食せるとのこと、甘いモン系のワタクシさっそく行ってまいりました。リサーチとは言え外で甘いもんを男一人で口にするには抵抗のある世代、家人をだしにしたことは言うまでもなしです。
肝心の味はと言えば、個人的には砂糖、塩がやや薄目に感じられた。しかし焦げ目のいれられた一口大の餅、程よく温められた土鍋といい雰囲気造りはさすがでした。
この土鍋ぜんざい、本店と西三条店喫茶室でのみのメニューとなるそうです。

一昨日の夜は鹿追町に結婚し新居を構えた知人のその発起人たちと打ち上げ&新年会の宴。
場所は十勝北部、鹿追町のレストラン「大草原の小さな家」。ここはシーズン中にもガイド・ゲストと時間が許せばよく食事に立ち寄る和食をメインにしたバイキング形式のお店。とは言え街中によくある“大食漢ファミリー御用達”のその手のお店とはチョット趣が違う。
地元食材を使い、一品々味も確か。手造りケーキもデザートで3点付くお値ごろ感。 こうじゃなければ帯広市から車で約40分の距離にありながらこれほどの繁盛はありえないのだ。
車社会のここ十勝、プチ・ドライブで美味しい物を!がすっかり定着しています。

人として生きその最期の尊厳さえも無視されてしまうような“バラバラな事件”が最近立て続けにおきています。人としてどうしちゃったんでしょうかね。
先日の雪の朝、門柱のテッペンに残る“バラバラの跡”を見つけた。 時々現れるハヤブサが雀を捉えたのか、それとも近所の野良猫の狩の跡か。硬いクチバシ、羽毛が残されており一見凄惨な現場、でもそれは生きるという事と死ぬと言う事がどういうことなのかを百の言葉より雄弁に語る光景。
<教育基本法改正>大事なことでしょう、<道徳の時間>大いに結構だと思います。しかし叶うなら子供たちにこんな現場に立ち会う機会があるととてもイイのでは?と思う近頃です。

雪除閑卷<雪除けの合間に毛鉤を巻く>
オフの時間こそシーズンの反省と新たな戦略を構築し毛鉤を巻く、これがフライ釣師の正しくも理想の姿!。 しかし・・何時の頃からかタイイングは行き当たりバッタリのやっつけ仕事、釣行の前夜なんて事も珍しくない体たらく。まあ、直前に直感とイメージが働いたと言えば聞こえがイイのでそういうことにしておいて下さい。
重い腰を上げて巻きマキするもパターンの嗜好は変えようもなくいつも似たようなものになってしまう。
画像のウエットフライはギニアクイルのウイングをもちスロート・ハックルはジャングルコックのサイドを使用してます、このマテリアル先端が白く仕上がりけっこうお気に入りです。
 近くの小学校のスケートリンクは冬休みで寂しげです
季節外れの雨のおかげで道路は当地では“珍しい”ツルツル状態、ですから転んでケガをする人が続出しているらしい。普通の靴で氷上を歩くのは十勝の人は馴れていないのだ!?
小学校の頃、体育の授業は冬季間スケートに費やす時間が多かった。 そろそろ雪が来そうだなという初冬のころ全校生徒がグラウンドに出てトラックの内径の土盛りをする。次に数レーンの幅を取って外径も同様に土盛りする。 しばらくの後、雪が降るとまた全校生徒がそのトラック部分と土盛り部の雪を踏み固め、冷え込みが予想される夕方から夜にかけ用務員のオジサン、先生たちが水を注ぎ込むと翌朝なんと!スケートリンクの完成だ。 体育の時間はもちろん放課後も滑り放題である。
太平洋側に位置する十勝のほぼ全域の小学校~高校とこんな環境であるからスケートは皆さん得意なのである。
ちなみに同じ北海道でも雪の多い日本海側の地方は体育の授業はスキーが多かったらしく、同じところをグルグルまわるだけの退屈なスケートに飽きていた幼時のワタクシは少し羨ましかった記憶がある。

<雪除閑読>雪除けに疲れたらしばし本を開く、ここ2~3日こんな日が続いています。
シャーベット状で降った雪は平年並みの寒さでカチカチに凍ってしまい、これまでに無い除雪スタイルに戸惑っております。多分このまま根雪となりそうですのでホドホドに手抜きを決め込みこんな本で一服。
1993年発行の「ワーズ・ワード」 カバー裏によると「これまでになかったオールカラーイラスト大辞典、600項目25.000語の英単語が探せる心強い一冊」と、あり、例えば物は知っているのに名前がわからない、あるいはその逆の場合とか、天体から日用品、エネルギー問題から地理までと未知のジャンルに学ぶ、遊ぶとある。
でも、正直これがあって心強かった覚えはワタクシの場合今のところなく、もっぱらパラパラと眺めるだけの云ってみれば<大人の絵本?>。 ですからコンピュータ・グラフィックスの精緻で美しいカラーイラストは当時からボ~ッと見ているだけでも楽しく、いまでも退屈いたしません。

いつものホワイト・クリスマスではなく雪景色の正月でもなかった十勝についに来ました。
発達した低気圧のせいで風交じりの降雪は昨晩から今日一杯降るらしい。
今、やっと一仕事を終えましたが今回の雪はこの時期十勝には珍しくプラス気温でシャーベット化しており重いこと重いこと、地球の温暖化をこんなところでも実感しています。
まあ、日頃の運動不足解消には格好のお仕事、今日一日頑張りましょう!

引きこもってばかりでは身体に悪かろうと、午後遅くお散歩にでる。
家から10分ほど歩いたこの川はフライ釣りにおける“原体験”の川。 護岸工事された今は当時の面影はわずかに残るばかり、しばし思い出に浸っていると遠く日高の山並みにストンと日が落ち急に辺りが冷えてきた。
雪の全く無い歩道を急ぎ足で帰宅。なにげに見た天気予報では明日遅くから雪混じりの大荒れ予想、とうとう来ました。しかも湿ったドカ雪はなまりきった身体に堪えそうです。
それにしても普段と違う事をすると「それ見たことか!」なのである。

正月とは言え完全引きこもり状態である。
あまりの退屈さに年末に部品交換して完全復活したプリンターをイジり水彩画ギャラリーの画を使ってポスト・カードを作ってみた。 年末の年賀状作りのノリの延長なのである。
一般家庭用プリンターではあるが最近のものはそこそこ高性能なのだ。
結果、<そこそこ>の物が出来た・・・ような気がする。 でもってE・メールの返信に使う?<つくづく>アナログであります。

雪の殆んどない十勝の元旦、うす曇りの中に昇る初日は少しぼんやり・・ 普段着のスエットに手を通しストーブにまだ少し残る熾き火に小枝を放り込む。
繁華街や神社に出かけなければ正月に浸れなくなった身の回りを少し反省しつつ、それでも普段と変わらない<めでたさが中くらいのオラが春>でさえあれば良いと思う。
昨年は大変お世話になりました。今年も宜しくお願いいたします。
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