
フライを打ち込むTさんとライズの位置を確認するYさん。
Tさんは日本のフライフィッシングの黎明期にこの釣に目覚め、途中ゴルフを経て再びこの遊びに戻ってきたキャリアを持つ方。
手前のYさんは日本のフライフィッシング業界を引っ張ってきた浅草の老舗プロショップの店主さん。
お二人のオン歳、合わせてなんと140歳!「釣人であり人生の超人」でもあるのです。
そしてこんな先達と同じ時間と空間を共有できることがまさにガイドの特権と言えるのです。
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本来ウイングはブラウンマラード指定なのですがスクィレル・テールのヘァーウイングでもヨロシかろうと勝手に解釈「ダンケルド」です。
クイルウイングは手間が掛かるしどちらかと言うと苦手。
苦労して取り付けたクイルウイングがキャストにより水面に叩きつけられた後のファイバーがバラバラの束状態を見て、「なんだ、はなからヘァーウイングでいいじゃん!」(マテリアルの質と巻き方に問題ありかナ?)それ以来もっぱらヘァーウイング。釣果にさほどの差は無いようだしね。
とは言え「トラディショナル・パターンに対して無礼だ」とか、「コダワリを無くしてしまった」だとかのお叱りはございましょうが近ごろ些事がだんだん苦手になってきたオジサンに免じて許してくれるだろうとこれも勝手に解釈・・・です。

のっけから御見苦しい画像でスミマセン。
少し前猛暑続きだった十勝、先日初めてこんな格好で川に下りました。
この日、この川の水温は20数℃、イャ~気持ちよかったです。
もちろんこの川のようにブッシュも無ければスネをぶつけそうな大きなゴロタ石もなしと言うことが大前提ですから「よい子のみんなはマネしないでね」。
でもここへきて朝晩の空気はひんやりし、木々を揺らす風は早くも秋を予感させるここ十勝です。

某止水ポイント、時折大きく派手なライズ・・・
水生昆虫類のハッチとは思えない時間帯、だとすると陸生のもの?
しかしその様はどう見ても動きの早いものを捕食しているようです。
なに?ナニ?何だ?
ふと足元を見ると水面のあちこちにディンプルの波紋、大量のアメンボウだ。多分これか?
しかし生憎そんなフライの持ち合わせはなし!
スゴスゴと帰宅後たまたまフライフィッシャー9月号に掲載されていた「島崎了さん」のスパイダー・フライが目に入った。
そうそうこれを水面でスケーティングさせてリベンジ出来る!・・・はずだ?

(2006夏tokachi)
小学生の頃「カワガリ」という学校行事がありました。(記憶がかなり怪しく定かではありませんが川狩りと解釈していいのだろうと思います)
同学年?学級全員?でリヤカーに食材や調理道具一切を積み込み河原へ出かけ家庭科の授業で習いたてのカレーライスや豚汁を焚火でガヤガヤ作ってワイワイ食すというものでした。
夏休みはもちろん学校、町内会の公式イベントまで川は身近な遊びの場だったんです。
何時の頃からなんでしょうネ川から子供たちを締め出したのは・・・
知人宅のワンパク三兄弟の川遊びの様子を見てフト当時を懐かしんでしまいました。
・・・・
そー言えば高校の頃はなんと「ウサギ狩り」なんてのもあったっけ。

3日間の猛暑の中、“苦行”の釣りを釣りを終えたゲストのNさんをJR帯広駅までお見送り。
駅に到着時、車載の外気温度計はなんと!「43.5℃」を表示しています。知人のこのクルマまだピカピカの新車、表示が狂っているとは思えない(市中心部から郊外に向かう途中では正常値を示した)。
Nさんは自称<晴れ男>、しかも今回はやはり<晴れ女>の奥様ご同伴。
しかし一日遅れとは言え猛暑を連れ帰った様子です。明日から十勝の天気は崩れ模様、最高気温は今日を10℃下回る24℃ということです。
十勝の天気の目まぐるしい変わりように、お身体ご自愛しなくては・・・

涼しげな画像にひと時暑さを忘れていただいて・・・・
なんて、ヒトサマに申し上げるほどの余裕も無いここ十勝の最近の猛暑ぶり。
数日おきに降る「お湿り」がなお一層の蒸し暑さを助長します。
それでも、いままで渇水気味で渋かった鱒たちの動きも平水に戻りつつある川で文字どうり「水を得た魚」を期待して。
そして明日からは夏休みを迎えたゲストの方々が入れ替わりでこの夏の思い出深いドラマ作りの演出に訪れます。
「頑張らねば・・・なのです!」

自分の釣果画像のエントリーはあまりシュミではないのですが、とは言え生業となれば営業に支障が出てもいけませんので時には自分が先日釣った鱒などUP・・・ま、軽く読み流していただくことにして。
この日は先日アレンジして巻いたビーズ・ヘッドフライの効果のほどをテストに・・・(仕事じゃない釣行にいまだ理由を付けるのは長年の道楽三昧の果て身体に沁みこんだ悲しい習性でしょうか)。
ともあれ活性が上がっていたのか良いコンディションのレインボー(画像)が狙い通りのポイントからボツボツ・・・
で、定石どおりだと「最後にバレた奴はデカかった!」と言うオチで話は終るのが一般的なパターンですが・・・まさにその通りで・・・久々にチョイと悔しい思いです。

交換し終えたティペットをクルクル丸めてベストのポケットに、ところがいくら指で押し込んでもティペットがビョ~ン、ビョ~ンと飛び出てきて始末が悪い思いをしたこと「ある!ある!」ですよね。
で、これベルクロテープの「返しのついたトゲトゲ側」の面で作られたドレッシング・ボトルケース。不要のティペット、リーダーをクルクル巻きつけるだけですこぶる収まりが良くなると言うこのスグレ物ずいぶん長いこと重宝してます。
「人間生まれながらにして悪である」という「性悪説」を50数年支持実践してきたワタシに云わせると面倒くささを排除してくれるこんなグッズとかコンビニの小さなレジ袋をあえて身近に置くことにより河原のゴミが減るのでは?
でも、山奥の清流の脇に空き缶回収BOXが設置される・・・なんて話はごカンベンです。

小高い対岸に張り付く蛇籠(ジャカゴ、鉄線で筒状に編まれたカゴに石などを詰めたもの)。
もちろん護岸のために設けられたものです。でも強い流れには抗しきれず時が経てば遅かれ早かれご覧のような状態になります。
崩れたこれらが格好の魚の付き場になるようでもあり、だからと言う訳ではありませんが無機質なコンクリートのテトラポッドより個人的にはなんだか好ましいのです。
で、これヒゲナガのケースにそっくりじゃありません?するとここから羽化のためにモゾモゾ出てくるのはこの大きさから云うと、そう!「モスラ」に決まってるのです。「ザ・ピーナッツ」の唄うテーマと共にね・・・?
判る人しか判らない?世代限定のオチでスミマセン。

本流で稀なライズを見つけそれを狙うH氏と見守るS氏。
かつてS氏は十勝のフライフィッシングシーンで名を成し、その後十数年転勤によりこの地を離れていました。
しかし昨年、旧くからの仲間のラブコールともちろん本人の強い希望によりめでたく十勝に転属がかなった。
噂によると会社への転属願い希望欄には「十勝川水系の街」と書いたとか?
新生活が一段落した今シーズンは早速50オーバーのレインボーを引き抜いた。
いまだこの人「恐るべし」なのです。