 ゴールデン・ウィーク二日目の昨日は横殴りの雪、北十勝の今朝の画像です。 某「釣り人のアジト」が建つ南十勝の中札内村はなんと積雪67cm、記録上はもちろん4月で最多だそうな。 今日から戻った平年並みの気温で道路の雪は跡形も無く消え、車の運転に“ビビル”ことは無いでしょうが、当初は例年より早かった桜の開花予想は連休後半にずれ込むこと必至ってとこでしょうか。
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 帯広信金さん発行の小冊子の製作に係わっています。 昨年第5巻をもって完結した十勝の先人たちの開拓の歴史シリーズ「十勝人心の旅」の舞台を著者と訪ねる旅もそれぞれ翌年実施されてきました。 1巻ごとに登場するその土地々にちなむ語り部の話に耳を傾けまたそこの食材を頂くことをコンセプトに実施されてきたこのツアーも第5巻の舞台を訪れる今回をもって最終回。 実施日は6月13日(土)~14日(日) ワタシもサポートスタッフとして参加します。
 雪が舞う中、「今日はドライブかね~?」と言いつつコンディションの良い水色を見てそそくさと入渓。 ラインテスト後、本気モードにほどなく出てくれたニジマス君。 そ~言えば今季初のニジでした。
 ㈱シマノのプレゼンツによる釣情報誌「Fishing・Cafe」今季号と前号の二週に渡る「夢枕獏さん」の釣行記にカナダ・キャンベルリバーの「梅ちゃん」が紹介されている。 この「梅ちゃん」、本業はサーモン釣りのガイドでオフは間接法の魚拓アーティスト。和のテイストを持つ作品はカナダでは人気があるらしい。 そして古くにはあの芦沢さんにフライフィッシングを学び、スティーブ・レイジェフにキャスティングをしごかれ、ジム・リパインと辺境を釣り歩いたという経歴はただ者ではないが近頃忙しくフライロッドを振ることもままならないようだ。機会があればそのテクは必見です。 そうそう!梅ちゃん、今季号に掲載のフライボックスのフライなんだか見覚えがあるんですが・・・
 現在ユキシロの濁りで殆んどの川は釣りになりません。 幸いこんな時ははなっから釣れる気がしないのでフックを結ばずキャス練です。 手持ちのライン、ロッドを動員して「あーでもない、こーでもない」 しかしもともと技量がしれてますからいつも結論は出ずじまい。 こんなんですから「お魚さん」はもうしばらく安息の日々をお送り下さいナ。
 原野から少し株分けし、とある場所に移植した「ギョウジャニンニク」が芽を出しました。 今年はチョット早いような気がします。 そういえば桜の開花予想もゴールデウィーク中と例年より少し早い。 なんだか今年の夏は暑そうだゾ・・・
 今年も「然別湖特別解禁」が1stステージ6/5(金)~7/12(日)、2ndステージを9/25(金)~10/12(月)の日程にて実施されます。今月5日には実施期間中の予約がスタートしています。 ご存知のように然別湖は国立公園内に位置していることから環境省の規制が厳しく定められています。 その範囲内でのこの釣りのレギュレーションの改訂は釣り客のご要望ご希望などをも検討し例年見直しを図っていますが今年は終了時間を一時間遅く設定、そのほかファミリー割引なども導入しました。 さらに今年から漕ぎ手に徹する?ガイド受付も設定。 今年こそ「1万年のネイティブトラウト」然別湖のミヤベイワナを見に・・・。 リニューアルなった然別湖特別解禁 「グレート・フィッシング・イン・レイク・シカリベツ」の公式サイトはこちら http://www.shikaribetsu.com/
 「サーモンフライを水彩画で・・・」のご注文を新宿四谷のフライフィッシングショップ「 ファンテイル」さんからいただきました。 パターンは“チルダーズ”と“ゴードン”いずれもトラディショナルなフライです。 小ぶりなウッドフレームに額装しプレゼントなどの好適品に。 お値段は二品とも¥8900で上記 ショップで販売中です。
 94cm・18ポンド。パーフェクトな鋼頭鱒。 初日、ライセンスを購入した宿の近くのフィッシング&ハンティングショップのオヤジが言ったそうです。 「遠い日本からわざわざ来てこの時期は最も不利なフライフィッシングしかやらないのは信じられない」と、「いいの、いいの一本出れば」そして待ちに待ったその一本がとうとう出た。 そのいきさつを綴った模様はこちらのブログ最終章で感動して下さい。 http://agfishca.blog15.fc2.com/釣人は絵本作家ムラカミさん。実はこの時明かされたがスチールに恋焦がれて18年目にして初の一本だそうな。 他のメンバーはスチール初挑戦、やはり神さまは見るべきところは見ていたのか。 その夜ご本人のおごりで?祝勝にとび切り旨いステーキをゴチになった。 支払いサインと余白には立派なあぶら鰭のウインターラン・スチールヘッドのイラスト入り。  スチ-ルヘッドカナダ釣行、次回があるならホールインワン保険加入は必須のようだゾ。
 スタッドレスタイヤではないレンタカーの雪道走行、ビビリました。 カナダは広大です。 食い物飲み物もラージサイズ(だからヒトも大きい)、棲息動植物も、クルマも、何でもかんでも大きい。 チョット以外だったのは毎日のように走った道路はローカル国道のせいか結構狭い。 そこを原木丸太を山積みした超巨大なトレーラーやら4ℓオーバーのピックアップがビュンビュン走る。(そー言えば走ってるクルマの殆んどがピックアップでした) そこを100km/hで走っていても追い越されることも・・・そりゃそーだよネ、広いからチンタラ走っていたら目的地に着かないもんネ。  ベース基地キャンベルリバー発着は20人乗りくらいのプロペラ機。空港内は”和気藹々”のローカル色プンプン。 しかしアタシらだけか?ゲートのセキュリティ・チェックが異常なほど厳しい。 靴を脱いで裸足になることはもちろん、腰にうっかり「使い捨てカイロ」を貼ったままのメンバーは着ているモノを身ぐるみはがされた? 乗客シートから丸見えの操縦席を見てminamo氏が「簡単にハイジャックされちゃうかも」 なるほどそう言う事かもしれない・・・
 梅ちゃんはキャンベルリバーの街の対岸クアドラ島に居を構えている。ここへは30分に1便のフェリーで渡るより他に移動手段がない。海を隔てているせいかなにやら独特のゆったりした時間がここには流れてるようだ。 奥さんのおもてなし料理を始め特製スチールヘッド・ケーキまで堪能した一行は梅ちゃんの「11時半の最終便のフェリーまでゆっくりしてヨ」の言葉についつい甘えました。 さて、おいとま後埠頭にて時刻表を見たKちゃんが「コッチからの最終は11時って書いてない!?」 「エッ!でも地元の島民が言ってるんだから間違いないでしょ」 「そうそう、奥さんが夜中に産気づいた時はフェリーを動かしてもらったらしいから、そんな生活密着フェリーの時刻表を間違えるはずないよね」 「それにこっちで停泊はしないでしょ、本島に戻るでしょ」 と、英語とフランス語の二国語表記があふれているややこしい国の時刻表よりあくまでも日本人ガイドを信じる一行なのです。  しかし、無情にもやっと現れたフェリーからは乗務員がゾロゾロと上陸「ん?11時半の向うからの最終便ですよ。今夜はそこのモーテルに泊まるしかないですね」(と、言ってるらしい) かくして再び梅ちゃん家へ・・・大人数なのに全員に寝袋が行き渡ったのが不幸中の幸い? 翌日、「考えたら島からの最終便に乗ることってないんだよね~」と、梅ちゃんは弁解しまくりでしたが、もしかするとこれもスチールヘッド・ケーキ同様旅のエピソード作りのサプライズだったのかな。
 梅ちゃん家オリジナル、スチールヘッドケーキ!ケーキ入刀は当然Mさん。 「遡上するためのまとまった雨が欲しい・・・」つぶやく梅ちゃん。 情報収集の結果2時間かけてスタンプリバーへ向う。この頃から気温が上がり本格的に雪から雨に変わる。いいぞ!いいぞ! 途中、この雨が育てた樹齢数百年という巨木群を見学し目的の川へ。 濁った支流との合流レーンで偶然産卵行動と思われるレッドバンドのジャンプを目撃、皆さん俄然キャストに力が入る。 魚体を確認しガイド役の梅ちゃんも「ホッ」と一息ついてる事は同業者としてよ~く判ります。 結局この日は絵本作家Mさんが50オーバー一本を上げるも現地ではこのサイズはスチールとは呼べないらしい。(・・ってアタシが言ったんじゃないからねMさん)
 研修合宿?の事前の打ち合わせでは現地のターゲットの数本の川は立ち込むとバックの取れない川だったり、逆に河原は広く大きな流れではないけど魚体が大きい川などの情報から、持ち込むロッドはダブルハンド15ft#8をメインに据え、スチールが釣れない時は「逃げ」のカットスロート対応にシングルハンド9ft#5との二本立てとしました。 他のメンバーもコレらに加え11ft程度のスイッチロッドなども用意したようです。  が、皆さんいざ現場に立つと・・・ 低水温下で活性が低く食い気の全くないスチールの口元に重くデカいフライを安全に、しかもピンポイントでアクションをつけて反射食いさせるにはやはりスカジットラインの有効性を知る。 それと同時にカットスロートには「逃げ」ずにダブルハンド一本勝負。 かくして「100時間に一回のアタリ」と言われるウインターラン、スチールヘッド釣りの後半戦は魚体の大きい、とある一本の川に絞られました。
 現地の知人ガイド「梅ちゃん」からお土産に頂いた“尺越え”ヘーゼルナッツ・チョコレートです。 当地でも頂いたが連日のハードワークで皆さん甘いモノに飢えてるせいかあっという間に無くなった。 スーパーではラージサイズのチョコがスーパーの棚に山積み。 さらにナッツ、ドライフルーツ、キャンディ、チョコレートのブロック等もグラム売りで陳列ケースにズラリ!木の実、果物系が好物のアタシとしては嬉しいですが。  こちらでは外食の最後には大盛り(普通盛り?)のデザートで締めるようだし、スーパーのこんな商品群から当地の方は結構甘いもの好きってのが反映されてるようです。 でもって、その後「メタボだ!」って大騒ぎするんなら少しは量を控えたらってことなんですけどネ。
 ポイントを拾いながら銘々ボートで下ってきた数人のフライフィッシャーに遭遇。 河原に降り立つ様子はそれまでのボート操作と違って足元もおぼつかないほどの超熟年。 釣れても釣れなくても意に介さないような雰囲気で明るく屈託無くしかも底抜けにフレンドリー。 この日は幾分温かいとは言えわずかにプラス気温、しかも数日前は雪が降るほどの季節である。 お年寄りが連れ立って「お水遊び」という現実、日本では絶対にありえない・・・ ホンの少し前までは「筋金入りのウインターラン・スチールヘッダー」だったんだろうな。 しかもきっと胸の内ではそれを誇りに今でもここに通ってるに違いない。
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