
1944年フランス・ノルマンディー海岸、襲い来る砲弾に、重装備で波に揉まれながら必死と絶望の表情の兵士を捉えたその一枚の写真はピンボケが現場の臨場感をより一層伝える決定的な写真として世に残り、後年その写真を撮った報道カメラマン「ロバート・キャパ」の著書「ちょっとピンボケ」のタイトルを生んだ。
でも後日の話では、その日の写真は殆んどが現像をミスったらしく、辛うじて残ったものも全てピンボケになったというのが真相らしい・・・。
これ以前のスペイン内乱時にも彼は有名な一枚の写真を残している。「崩れ落ちる兵士」。
銃弾を受け仰向けに倒れんとする兵士の、その一瞬を撮るような技量を持った人が、ピンボケを撮るはずは考えてみたらありえないのだ。
で、上の写真はというとこれは完璧なピンボケですぅ・・・。
シャッター速度が遅くなる雨模様の夕刻、グッドサイズが居るとおぼしきポイントへフライが入った瞬間のヒットを上から見ていて思わず手元がシッカリぶれました。
でも、「あわせ」の瞬間の空気が伝わりません?
お気に入りのこの帽子を流してしまいました。うまいぐあいにお椀状態でしばらく流れていたので、数回キャストしましたがあえなくおさらばです。2本もハリが付いていながら引っかけられないとは、ほんまにキャストがピンボケです。
たんなるピンボケの写真をノルマンディー上陸作戦まで引っ張るフライフィッシャーはかなりの凄腕?
フラッシュを使うか三脚を使うか、悩むところです。
ぶぶづけさん
アララ・・・お気に入りのあの“G”モノグラム?の帽子流しちゃったとは!じゃあこの写真は後年貴重な一枚になるかもね?!
ヨッシーさん
ピンボケ写真を手に「キャパと一緒やん!」恐れ多くもド素人の強みともいえる発想ですネ。
コメントの投稿