
「メッカ」云うまでもなくイスラム教発祥の聖地であり信者たちはそこへ詣でる事は何はさておき一生の夢である。日本にかつてあった「お伊勢参り」とは比べるべくもなくもっと重~い意味を持ち、むしろこの国では「あそこは○○のメッカだよ」てな意味で使うことが多いようです。
フライ釣りにハマッタころの知人のYクンにとっては東京のつるや釣具さんはまさにフライのメッカ「聖地」であった。
数年前そのYくんが「今度出張で東京に行く機会が出来ました。ぜひ時間を作ってつるや釣具さんへ行ってきます!」と、興奮気味に報告にきた。
後日、Y君に上京のおりの模様を聞くと、言葉少なく心そこに在らずの返事が帰ってきた(やっぱり!)。
どうやらY君の頭の中では黎明期より日本にフライフィッシングを普及させ牽引してきた老舗FFショップは「聖地」化され、まるで歴史ある博物館かあるいは重厚なイギリスのパブのようなイメージまで勝手に膨らんでいたようだ。だが訪ねあて眼前に現れたのは現店主の山城さんがつるや釣具を引き継いだ当時若さに任せて仲間と一緒に内装を造作した「古い」だけのお店・・。
しかし昨年秋新装といっても良いほどの完全リニューアル!
細部各所にこだわりが見られオシャレで落ち着けるお店になりました。
アッ!ちなみにY君も再訪の機会をとても楽しみにしていること書き添えておかなければイケマセンでした。
1980年代のフライフィッシングのメッカと言えばイエローストーンでしょう。
81年にはじめて訪れた時、そこは「聖地」というには、まさにふさわしい地であったことは確かです。
その後、「聖地」に通うこと十数回、残念ながらそのクオリティーは降下の一途をたどっていると感じるのは。私一人でしょうか?
釣り人が多くなるにつれ、魚達の質が今一歩となるのは悲しいことですね。
しかし、まだまだ良い釣り場を温存しているのは確かです。
北海道はもちろん日本のトラウトフィッシングのメッカでしょう。
降雪と湧水に恵まれた北の大地は、海外のフライフィッシングのメッカとほぼ同じ環境。
ミネラルを含んだ水が水生昆虫を育て大物マスをはぐくむのです。
マッチ・ザ・ハッチで苦戦した帯広の川は楽しい思い出です。
釣師の心のなかにこそ「聖地」はあるのでしょうね。
>帯広の川は楽しい思い出です。
クオリティは保たれているのだろうか・・
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