
(画像は本文とは全く関係ございません)
先日上京のおり・・・
きしみ音のするドアを開けて入ると外との明度差で足元がおぼつかないほど店内は暗い。
1人掛けソファーの背もたれ上部にそれぞれ被せられた白いカバーが程なく暗さに慣れた視界に懐かしく見えてきました。
片面の壁一面は吹き抜けの3階までデン!と通しで、巨大なスピーカーが造り付けられています。流れるクラシックの楽曲は一曲ごとにアナウンスで説明されお客さんのリクエストも受付てくれるようだ。
コミック「三丁目の夕日」の時代そのままに時が止まったかのような錯覚を起こさせる喫茶店。ミーハーなガイドブックに紹介されるとその手のお客さんが殺到は間違いなしでしょうが「店内写真撮影お断り」の貼り紙は店主がそれを嫌っているかのようです。
渋谷の裏通り、急な坂を登ったところに鎮座します名曲喫茶の話。